転生したらスライムだった件
2018/11/06 (303/303)完結済 読了
総合評価:★★★★☆
主人公の魅力:★★★★★
ヒロインの魅力:★★☆☆☆
シナリオ:★★★★☆
文章力:★★★★☆
備考:アニメ放映中
転スラの感想としてよく見るのが「Web版と書籍版は別物」というもの。だが実際どの程度違うのか言及しているサイトは少ない。
まず、大筋としてはそこまで別物というわけではない。特に主人公、リムルの思考や行動はほとんど一致している。Web版と書籍版の一番の違いはサブキャラの掘り下げだと思っている。
例えば書籍版だとメインキャラクターのひとりと言えるゴブタ。Web版だと書籍版のヨウムより出番が少ない。Web版では「暴風大妖渦(カリュブディス)」とか出てこない。クレイマンが小物すぎる。「原初」という区分が無い。等々、書籍版を読んだ後Web版を読むと掘り下げの浅さが目立つ。
逆に言うとWeb版でも面白いのに書籍版だと更に面白いというすごい作品。無職転生とかWeb版と書籍版でほとんど差がないことを思うと、これだけの伸び代がありながら小説家になろう累計2位(2018/11/06 時点)という化け物である。
…長らく累計2位は「ありふれた職業で世界最強」だったのだが、アニメ化で順位の変動があったか。まぁいい、ありふれた職業で世界最強は別で記事を書く。
そしてここまで記事を書いておきながら肝心のレビューをしていない気がする。
転スラは面白い。だが、具体的に何が魅力かと言われると…、困る。その作品を評価するとき他の作品を出すということをあまりしたくはないのだが、面白さの種類で言うとドラゴンボールに似ていると思う。
最初は敵より弱いけど戦いの中で強くなり敵を超える。でも次に戦う敵は更に強い。みたいな。うん、そうだな、後半になるとアルティメットスキルがポンポン出てくる感じが超サイヤ人味ある。